雪の降る動物園に行ったことがある。ふたりで抜け出した狭苦しい町、収縮してく。ピアスホール空いた切符握り締め乗り込んだそこは、がたがた蠢く動物の体内のようだった。当時、日の射す時間帯に隣の尖った耳した中学生の彼の姿を認識したのは初めてだった…
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